193の腹の中

雑記ブログ。テーマの統一性はない。

「なぜ日本の病院は患者をこんなに待たせて平気なのか」を読んで思ったこと

週刊現代の記事です。

gendai.ismedia.jp

 

エピソード自体は伊集院静氏のものです。とある大学病院で、すごく待たされたという私怨の記事です。名前は出さないがと言いつつ、明らかに分かる伏字で出しているタチの悪いものです。

 

まず、私が腹が立ったのが、たかが病院で待たされ、かつ良くない対応をされただけの話が、こういう記事を書ける立場を利用して、公の週刊誌に掲載してしまうことです。一般人がブログやツイッターに掲載してしまうのとは違います。

 

公のものに、ただの私怨を書いてしまう。相手先の名前を公表して。

本当に胸糞悪い記事です。

 

せめて、病院名を出さないのであれば、一般論として受け取れますが、これではただの一方的ないじめです。私には、病院だからこういう内容を書いても許されるという誤認識があると思います。

 

記事の内容に話を移すと、企業もブラックから優良企業があるように、病院も同様です。きちんと医療はサービス業だと捉えている病院も当然ながら存在します。

 

病院(特に民間)は、経営がとても大変で、毎年多くが廃業もしくはM&Aされている時代です。この記事を書いた方の感覚が昔のままなんだなと思わされます。

 

患者が一極集中してしまうことを批判されても困るはずです。一般企業では、客が殺到してお目当てのものが買えなかったり、行列が出来たりするのは普通です。それだけ人気ということですよね?それでも行くかは客次第です。それを上から目線だと言うのは違うと思います。

 

「かかりつけ医」制度は国が進めるもので、浸透していない責任は病院にありません。日本の医療はフリーアクセスです。どこに行くのも患者さんの自由です。

 

フランスではと偉そうに言ってますが、そのフランスのスーパーの接客はどんなものか知っているのでしょうか?店員は笑顔を見せることなく、ときおり舌打ちをしながら、つり銭は投げてきます。レジ袋に詰めるのは客自身が行います。そんなレベルのサービスを行う国ですよ。

 

欧州では、客も店員も立場が対等という考えが徹底されています。トイレの番をしている人にも挨拶をしないと、激おこプンプン丸に変身します。私はロボットじゃないのよ!てね。

 

日本は、「お客様は神様」意識が高すぎます。病院でも、患者さんは神様ではありません。同時に医師も神様ではありません。対等な立場です。それに見合わない病院には、次から行かない。それで済む話だと思いますが。